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2013年05月29日

犬の気持ち

犬達には、それぞれ犬小屋があります。
夜はみんな各自小屋に入って寝ています。

これは可哀想だろう…と、思ってたのですが、

犬の気持ち

臆病ののっぽさんは、非常に居心地の良い犬小屋らしいです。

犬の気持ち

中に入ってても、外の様子が見えるのが良いみたいです。



この小屋の持ち主は「ボタン」

犬の気持ち

群れでのボタンの役割は、群れの色を守る事と、
外部の情報いち早くキャッチする事です。
なので、視界が狭かったら勝手が悪いのです。
自分で少しずつ破壊してって、入口を大きくしました。

こんなボロボロになった犬小屋で申し訳ない・・・
買い換える予算がなくてごめん・・・
そう思ってたのですが、
実はそうじゃなかったんだなぁ~という事に気付きました。
人間の価値観とこんなにも違うんですね~アセアセ



そして…これは「恥」をさらすことになりますが、
私のミスで、犬を3頭、施設から脱走させてしまいました。

全て二重扉にしていますが、壁を破ってしまってたんです。
気付いた時には、道路向こうの山に入っていく小さな姿が…
急いで車で山に登り、三頭を遠くで見つけ、名前を呼びました。

ラーン!
犬の気持ち



スマーイル!
犬の気持ち



のっぽー!
犬の気持ち



絶対来てくれないだろうな…
食べ物も持ってないしな…
そう思い、半べそかきながら名前を呼びました。

ラン、スマイル、のっぽ…逃げながら何度も振り返り、
私だと分かった瞬間、
三頭がUターンして、全力疾走で私の胸に飛び込んできたんです。
それはもうとびっきりの笑顔で。

この子達は、こんなにも信頼してくれてたんです…
それなのに私は、この子達が自分の胸に飛び込んでくるなんて
これっぽっちも思っていなかった…
この子達の事を信じていなかったんでしょうね。
「ママいかんね~。ママが一番いかんね~。ごめんね~」
帰りの車の中で何度も謝りました。

脱走からほんの30分ほどの時間でしたが、
こんなに長く感じた30分はありませんでした。
そして、「信じる」という大切な事が、私の中で抜けてました。
ランもスマイルものっぽも、保護家に来たときには人間不信でした。
それから「人間を信じてくれるように」と、この子達と接してきてたはずなのに、
私自身、矛盾していた。反省です…

犬達には教わる事が沢山あります。


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Posted by ボランティアスタッフ at 03:45 │保護犬

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