2018年03月22日
猫のホスピス
この部屋は、猫のホスピスルームです。
窓もないので、陽が当たることはもちろん、
換気も十分にできていないお部屋ですが・・・
この部屋は事務所の隣にあり、
夜勤スタッフが寝泊まりする部屋でもあるので、
環境は悪いけど、いつも人の温もりを感じれる場所。
腎臓病の『あらた』は、
乳飲み子の頃から色んな病気をして、
多くの薬を服用してきました。
病気を完治させるためには
それしか方法が無かったのです。
そして・・・
恐れていた腎不全になってしまいました。
まだ6歳なのに…。
人間が大好きなあらた…。
病気になった今でも、
私たちにいつも癒しを与えてくれています。
同じく腎臓病の『優雨』
車のエンジン部分で手を巻き込まれ、
右腕を切断しています。
優雨は外猫…いわゆる野良猫でした。
威嚇も激しく、心を許すことがありませんでしたが、
ボランティアさん達の協力を得ながら、
一年半かけて、やっと人間を信じてくれるまでになりました。
甘えることをやっと覚えた!
その矢先…
腎臓病で余命半年と宣告されたのです。
腎不全の『トランプ』
猫カフェができたら、沢山の人に触れてもらえる…
きっとトランプにとって幸せなんだろうな…
そう思っていたのに…
そう思っていたのに…
openからわずか2日で体調が悪化したのです。
だけど…トランプなら、復活出来るかもしれない!
心のどこかでそう信じていましたが…
トランプは、日に日に弱っていく一方でした。
トランプは外での生活が長かったようでした。
トランプは外での生活が長かったようでした。
今になって身体に負担がきたのでしょう…。
原因不明の『ノン』
レスキューした当時からガリガリで、
レスキューした当時からガリガリで、
酷い口内炎でした。
黄疸がなかなかひかず、定期的に通院している状態です。
こんなに人間が大好きなのに…
猫対してもとても優しい子なのに…
猫のホスピスの子達は…
もう、外を眺める事はできないかもしれない…。
日向ぼっこさえも、
させてあげることができないかもしれない…。
でもスタッフやボランティアさん、沢山の人から、
今まで以上の愛情を受けていることは間違いありません。
家庭の幸せを掴むことはとても厳しいけど…。
猫ホスピスルームの子達の
3月の足長基金のご支援、ご協力、
どうかよろしくお願い致します…。
●「あらた」足長さん基金
●「トランプ」足長さん基金
●「ノン」足長さん基金
文・鳥越 麻美 編集・山下由美
Posted by ボランティアスタッフ at 13:50
│保護猫