› いのちのはうす保護家 › 2013年03月28日
2013年03月28日
さよなら…タイコ!フク!
トラバサミにかかり、右後ろ脚が変形してたタイコ、
同じくトラバサミにかかり、右後ろ脚がミイラ化してて切断したフク。
タイコもフクも、「障害なんてな~んて事ないよ♪」
笑顔で軽快に走る二匹でした。
タイコは…
狩犬として人間に利用されてきた仔です。
決して狩犬を批判しているのではありません。
ただ…タイコは、「道具」でしかなかったのです。
トラバサミにかかり、外してはもらえた。
だけど、使い物にならなくなったと、そのまま山に放置されました。
タイコは山中で一人で生き伸びてきました。
そして…我が子を産んだ。
タイコにとっては、母性云々ではなく「一人ぼっちではなくなった」という
嬉しい気持ちが凄くあったと思います。
「もう一人にはなりたくない…」
その強い思いは、タイコを凶暴にしてしまいました。
管理所に居たタイコは、檻に手をかけただけで
本気で咬みつきに向かってきました。
タイコの攻撃から、よける、逃げる…そんな感じでの危険な保護でした。
だけど…心を開いたタイコは、本当の自分を見せてくれました。
本当は、誰よりも怖がりなだけだって…
タイコをレスキューした日、まるでタイコの心のような台風の日でした。
タイコという名前は、台風の日に来たからタイコでしたが、
名前負けしてくれて、優しく穏やかな仔…
フクちゃんは、三本足でもピョンピョン飛び跳ねて甘えてくる人間大好きな仔。
あまりに好きすぎて、「もうどうして良いのか分からない!」興奮して
声にならない声を出しながら甘噛みしながら全身で甘えてくる仔…
「毛が生えそろったら、沢山写真を撮ろうね♪」
フクちゃんとそう話していたのですが…
タイコさんとフクちゃん…
保護家を卒業しました。
「支援物資を届けたいのですが…」
お電話を頂き、保護家に来て下さったKさんご夫妻。
ちょうど私が一人勤務日だったため、丁寧な説明もできませんでしたが、
Kさんご夫妻は、その日からずっと考えて下さってたそうです。
あの子達を家族として迎え入れたいと・・・
フクちゃんは、喜んで保護家を後にしました。
ですが…
タイコさんは、さっきまでKさんご夫妻にお腹を出して甘えてたのに…
詳しくはよく分からないけど…
人間と犬とは、時間の体感スピードが違います。
タイコにとっては犬時間…私達人間が感じている8年の年月を
タイコは保護家で過ごした事になるのかな??
タイコは「ここに居たい!」とダダをこねはじめました。
タイコにとって、保護家は食べる事にも困らず、孤独にもならずに、
そして、人間をもう一度受入れようと決心した場所でもありました。
だから…ただただ、意味が分からずに抵抗したんです。
「バカや…タイコはバカやわ!
外にはあんたの本当の幸せがあるとよ?
ママがあんたの嫌がる事すると思う?」
タイコなりに、信じてみようと保護家の門を自らの足で出てくれました。
タイコにとって、とてもとても勇気のある行動でした。決心でした。
駐車場で待って頂いてたKさんご夫妻に、タイコは体を預けました。
Kさんご夫妻の優しいオーラに、疑いはなかったのでしょう。
信じようと、タイコが自ら選んだご夫妻なのでしょう。
フクちゃん、タイちゃん、ありがとう・・・
そして、保護家卒業おめでとう…
これからが、あなたたちの本当の幸せがあるんだからね。
同じくトラバサミにかかり、右後ろ脚がミイラ化してて切断したフク。
タイコもフクも、「障害なんてな~んて事ないよ♪」
笑顔で軽快に走る二匹でした。
タイコは…
狩犬として人間に利用されてきた仔です。
決して狩犬を批判しているのではありません。
ただ…タイコは、「道具」でしかなかったのです。
トラバサミにかかり、外してはもらえた。
だけど、使い物にならなくなったと、そのまま山に放置されました。
タイコは山中で一人で生き伸びてきました。
そして…我が子を産んだ。
タイコにとっては、母性云々ではなく「一人ぼっちではなくなった」という
嬉しい気持ちが凄くあったと思います。
「もう一人にはなりたくない…」
その強い思いは、タイコを凶暴にしてしまいました。
管理所に居たタイコは、檻に手をかけただけで
本気で咬みつきに向かってきました。
タイコの攻撃から、よける、逃げる…そんな感じでの危険な保護でした。
だけど…心を開いたタイコは、本当の自分を見せてくれました。
本当は、誰よりも怖がりなだけだって…
タイコをレスキューした日、まるでタイコの心のような台風の日でした。
タイコという名前は、台風の日に来たからタイコでしたが、
名前負けしてくれて、優しく穏やかな仔…
フクちゃんは、三本足でもピョンピョン飛び跳ねて甘えてくる人間大好きな仔。
あまりに好きすぎて、「もうどうして良いのか分からない!」興奮して
声にならない声を出しながら甘噛みしながら全身で甘えてくる仔…
「毛が生えそろったら、沢山写真を撮ろうね♪」
フクちゃんとそう話していたのですが…
タイコさんとフクちゃん…
保護家を卒業しました。
「支援物資を届けたいのですが…」
お電話を頂き、保護家に来て下さったKさんご夫妻。
ちょうど私が一人勤務日だったため、丁寧な説明もできませんでしたが、
Kさんご夫妻は、その日からずっと考えて下さってたそうです。
あの子達を家族として迎え入れたいと・・・
フクちゃんは、喜んで保護家を後にしました。
ですが…
タイコさんは、さっきまでKさんご夫妻にお腹を出して甘えてたのに…
詳しくはよく分からないけど…
人間と犬とは、時間の体感スピードが違います。
タイコにとっては犬時間…私達人間が感じている8年の年月を
タイコは保護家で過ごした事になるのかな??
タイコは「ここに居たい!」とダダをこねはじめました。
タイコにとって、保護家は食べる事にも困らず、孤独にもならずに、
そして、人間をもう一度受入れようと決心した場所でもありました。
だから…ただただ、意味が分からずに抵抗したんです。
「バカや…タイコはバカやわ!
外にはあんたの本当の幸せがあるとよ?
ママがあんたの嫌がる事すると思う?」
タイコなりに、信じてみようと保護家の門を自らの足で出てくれました。
タイコにとって、とてもとても勇気のある行動でした。決心でした。
駐車場で待って頂いてたKさんご夫妻に、タイコは体を預けました。
Kさんご夫妻の優しいオーラに、疑いはなかったのでしょう。
信じようと、タイコが自ら選んだご夫妻なのでしょう。
フクちゃん、タイちゃん、ありがとう・・・
そして、保護家卒業おめでとう…
これからが、あなたたちの本当の幸せがあるんだからね。