› いのちのはうす保護家 › 2012年03月30日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2012年03月30日

全力で受入れる少女

詳細は、会代表のブログにて…「多頭飼育現場より」

どんなに激しい猫にも、体全身で本気で向き合う
15歳の女の子、通称「ねぇね」。


ねぇねは、保健所にも管理所にも足を運び、
現場の子達を…犬猫の現状を、私達と同様知っている子です。

多頭飼育現場よりレスキューしてきた成猫は、
激しく暴れ、抵抗しました。

それでも、「ねぇね」は一度もひるむことなく、
手を引く事なく、素手で抱き上げました。

爪が腕に食い込もうと、犬歯で指に穴が開こうと、
声を出したら怖がるからと、その仔を抱き上げるまで
一声もあげずに…逃げずに…真剣にぶつかり合いました。
私達の方が、思わず目を背けたくなるくらいでした。

「ねぇね」は、黙ってその仔を毛布で包み抱きしめました。
無言で抱きしめ続けました。



不思議と…お互いに心で会話しているようでした。
しばらくすると、その仔は優しい声で甘えるような声で鳴きはじめました。
耳も真っ直ぐピンと立ち、優しい目に変わりました。



かかりつけの獣医師さんも、「ねぇねから沢山学ぶことがあります」
「ねぇね」と猫達との信頼関係を見てて、そうおっしゃっていました。



「ねぇね」は、まだ中学校を卒業したばかりの少女です。
「ねぇね」とお母さんから許可をもらって書きますが…

「ねぇね」は、学校で「不要」だという扱いを受けてきました。
自分は不要なのか…「ねぇね」は、自分の体を傷つける事で、
生きている意味をみつけようと必死で暗いトンネルの中で
苦しみもがいてきました。

大人のいう事を聞くおりこうさん…
容儀検査で満点のおりこうさん…
お勉強のできるおりこうさん…

社会的に通用するのが立派な人間なのでしょうか?

「ねぇね」のような素晴らしい子供を、
何故、「不要」だと省いてしまうのでしょうか?



「ねぇね」の手には、一生消えない痕が残ってます。
「ねぇね」が3年間苦しんできた歴史です。
ですが、どんな手よりも「ねぇね」の手は温かい…

どんなに言葉がキツくても、笑顔を出さなくても、
犬猫は表面はみていません。
「ねぇね」の心を感じるから、犬猫みんなみんな「ねぇね」が好きなんです。
  

Posted by ボランティアスタッフ at 04:47動物愛護